「これやって何の意味があるの?」
「この仕事をすることで、誰かの特になってるの?」
あなたは仕事をしていて、そう思ったことがありますか?
「いやいや。無駄だと思うことなかれ。この仕事をやらないとどったらこったらなことになって、結果としてウンヌンカンヌン・・・」
と、先輩や上司は言うでしょうけどね。
それでも思うんですよ。
「これをやる意義はわかった。じゃあ、私の人件費を使ってこれをやる費用対効果は本当にあるの???」ってね。
成果を出すのは大事です。
社会に出たら、自分の仕事に価値がついて、自分の値段が決まっていくわけです。ならば、この先詰まないために、少しでも自分の市場価値を上げなければならない。そのために必要なのは、成果であり、実績なのです。
そんな何よりも大事な「成果」を出すために集中したいのに、いつも「無駄」が邪魔してくる。。なのに、上司からは、もっと結果出せと常に言われ。その舌の根の乾かぬうちに、次々飛び出す無駄な指示。。
ほんと何なの?!って思うこと不可避です。
今回のテーマは「仕事の無駄」についてです。
多くの人がげんなりしているであろう「無駄」を集めてみました。
仕事の無駄1:人件費の無駄
最初に「人」です。
製造業でも、サービス業でも、コストの多くを人件費が占めていると言われています。生産性やら効率やらを考える上で、よく検討する項目に挙げられるわりに、日頃の行動に関しては、軽視されがちな傾向にあるんですよね。
ろくに考えもせずに、すぐに「じゃあやっといて!」とか。。
やってもやらなくてもいいことなら、やらない方が正解なんですよね。
万が一、やらなければならないイレギュラーがあれば、その都度対応すればいいだけで。
なのに、なぜか「全部やってもそこまで手間じゃないんじゃないの?」みたく、必要か不要か、ではなく、一つ一つの手間に焦点を当ててしまうんや。。
・・・上司さんに対して!天に召されるお手伝いがしたくなる願望が止まらないッ!
・・・一つ一つは大したことなくても、それが積み重なったら、えらいことになるんですよ。本当にその指示、費用効果考えてます???みたいなこと、本当に多いんですよね。
あなたはやらないから、それでいいんでしょうけど。もうちょっと吟味してよね!!と言いたくなることもあります。手間をかけるこっちの身にもなってほしいわ。。
おまけにつまらない仕事ばかりですよね。書類の整理とか、書類に一文を追加する、とか。成果に関係ないし、自分の成長にも繋がらない。なくても誰も困らないような業務ばかりだったりします。しょーもな。
他にも、何のためにやっているのかわからない会議とかも無駄ですね。
大きなプロジェクトだからと、関係者を全部呼んでみたよ!と言わんばかりの大きな会議。しかし、発言しているのは数人しかいないし、明らかに自分が関係していない話題に延々と付き合わなければいけないし。
こんな会議やってるより、他のことに時間を使いたいんですけど。。
と大半の人が思っているような会議って、なんでなくならないんでしょうね。
仕事の無駄2:お金の無駄
次、「お金」の無駄です。
さっきの人件費とも通じる所があるのですが「なんでここに使ったの?!」と言いたくなるようなところにお金を使っていたりもしますよね。いろんな部署や上司の承認が必要にも関わらずね。
細かい経費については却下するくせに、こんなしょーもない案件に何十万って。。と、下っ端のペーペーでも思うような不条理ってありませんか?
現場が欲しいと思っているものを悉く無視するくせにね。日頃うざいぐらいやっている精査、ここでこそ仕事しろよ。。
いくら売上を出そうとも、こういう出費をされているのを見れば、やる気も半減です。だったら給料に反映してくれよな。。
仕事の無駄3:仕組みの無駄
次は「仕組み」の無駄です。
大きな組織になると、仕組みに落とさないといけないことはわかっているのです。でも、稟議一つ進めるために、どんだけ書類と承認が必要なんだと。購買申請するために、どれだけ上司を経由しているのかと。
この書類は、誰が必要としているのか。
この承認は、何を基準に差し止められているのか。
もともと、業務を単純化するための仕組みだったのにも関わらず、後から必要な機能を足し算していったせいで手間ばかりが増えている。。そんな仕組みはありませんか?
管理人の周りはこんなことばっかりです。
大きな組織にいればいるほど、面倒な手続きが多くなっていくんですよね。。なんでいちいち書類書かせて、根拠となる書類を作って添付して、さらにそれらを出力して判子押して、届けなくちゃいけないんですかね??
効率悪いからやめよう?って誰か言えよ!とツッコミ入れたくなる仕組みがあっちこっちに転がっているものだから、もう流石にげんなりしてしまいますよね。。
まとめ
今まで社会人やっていて意外だったことが、無駄が多いことを主張しても、あんまりわかってくれない人って一定数いる、ということです。
管理人は私生活でも、無駄だと思えば、朝ごはんでも昼ごはんでも「これ、いらなくね?」の一言で削っていける最適化思考の持ち主なので、無駄を放置する人の気持ちはわかりません。
そうやってここまできて、無駄を嫌う人と、特に気にならない人の価値観には、大きな違いがあると確信しています。
無駄を許容できる人間からしたら「無駄=不要なもの」ぐらいなイメージでしょう。でも、無駄を嫌う人間からしたら、そんなに優しいものじゃないです。
むしろそれは害と呼んでも支障がないもの。
「無駄=必要なことを処理するのを邪魔する要素」のことだと思うんです。単に、「存在しているだけ」ではなく「悪さをするもの」「放置しておいたら、不利益をもたらすもの」。。この記事にたどり着いたあなたも、そう感じているかもしれませんね。
無駄を許容できる人からしてみれば、「不要なもの」も「必要なことを処理するのを邪魔する要素」も、要は同じことなんじゃないの?って思うかもしれませんが、この違いって結構でかいと思います。
ただの不要物だと思っているか、害をなすものとみなしているか。例えば、時間やお金を浪費した後に、訪れるであろう悲劇に思考がやれるからこそ、それが害だと思うわけで。そこまで考えが及ばない人に「何をチンタラしとるんじゃい!」「なんでそんな勿体無いことができるの?」と言ってしまいそうになるのも仕方ないよな、と。
みんな無駄なことに危機感持ってくれよ。
引き算しながら仕事してくれよ。頼むから。