仕事が覚えられない人へ〜覚え方にはコツがあるんですよ〜

 

会社に入社し、組織に配属されると、まず最初に「仕事を覚えること」を求められます。

個人的に、社会人としてのスペックが最初に見える関門だと思っているのがこの「仕事を覚える」という工程。

新人が仕事ができるかどうかを判断するために、まず見られる工程でもあります。

 

言われたことを自分の中に落とし込み、出力できるようにする速度が速ければ「あいつはスジがいい」と言われる社員になるし、周囲からの期待も高まります。

逆にそれが遅いと「飲み込みが遅いやつ」扱いされ、期待もしてもらえず、仕事を任せてもらうことも難しくなるかもしれません。

 

あなたは物覚えがいい方ですか?それとも悪い方ですか?

入社がまだの人は、今までやってきたアルバイトで苦労することはありませんでしたか?

 

もし、仕事を覚えることに不安を感じていたり、実際苦労しているなら、その原因と読んでほしい書籍を紹介したいと思います。

 

  

 

物覚えのいい人になれる本〜なぜあの人は飲み込みが早いのか〜

今回紹介したい書籍はこちら。

 

「物覚えのいい人になれる本〜なぜあの人は飲み込みが早いのか〜」です。

当ブログの管理人であり、鳥頭奮闘記の管理人、杜田が出版した本です(照)。 

 

簡単に自己紹介させていただくと、管理人は仕事が全くと言っていいほど覚えられない人間でした。

 

管理人には新卒で入社し、同じ部署に配属された同期が3人いました。

3人で同じ内容を教わる中で、1人は教えてもらったその日からできるようになり、もう1人は3日目あたりでできるようになりました。そして、管理人は・・・一週間かかってもまだよくわからないような有様でした。

 

何回も同じことを先輩に言わせてしまう。

教え方が悪いのかと、指導する人が変わっても頭に入らず、今まで疑ったことなどなかったけれど「障がいでもあるのか」と本気で悩みました。

 

なんでこうなるのかわからない。

何が理解できないのかもわからない。

集中して聞いているつもりなのに、覚えられない。

その理由がわからない。

 

目の前が暗くなるようでした。

物覚えのいい人が一日で覚えるようなことが、一週間かかっても覚えられず、どんどん遅れをとっていく。いざ、言われた通りに体を動かすことができるようになったとしても、やっている作業がどの工程に当たるのか、またその目的が見えてない状態だから、やっていいこととそうでないことの判断がつかない。その間にも同期との差はどんどん開いていく。

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上司や先輩からいろんな助言を貰えど、一向にその兆しは改善せず。ただただ覚えられない子のポジションを欲しいままにしていました。「空前絶後の鳥頭」という異名が付けられた日には、顔で笑いながらも心の中で号泣しました。

 

さすがに「こらあかん」と思った管理人は、そこから脳科学や心理学の本を貪り読みました。そうすることでなぜ自分が覚えられないのかを調べ、その対策を打ち出そうとしたのです。

 

本書に書いているのは「空前絶後の鳥頭」である管理人が「こいつは覚えが早い」と評価されるまでにやった実験の成果です。本を読んで得た知識を、他の人にも応用できるようにまとめました。

 

「メモを取れ」とか「ちゃんとやれ」とか助言を聞いても改善せず、自分に自信をなくしている人。全然仕事が楽しくないのに、転職しても新しいことを覚えなきゃいけないことを思うと転職に踏み切れない人、ググって検索した結果を実践しても効果が出なかった人にオススメしたい内容となっています。

 

 

覚えるための知能〜流動性知能と結晶性知能の話〜

あなたは「流動性知能」と「結晶性知能」という言葉を知っていますか?

 

心理学者キャッテルが提唱した知能因子であり、学習の成果に大きな影響を及ぼすと言われているものです。

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簡単に言ってしまうと流動性知能とは、はじめて直面した問題に対処する力です。過去の経験も何もない中で、問題の本質を捉え解決できる人っていませんか?はじめて教わったことにも関わらず、適切な対処法を知っているかのように対応できる人。こういう人が流動性知能の高い人ですね。

 

対して結晶性知能とは、経験を元にした知能です。蓄積した知識や経験を元にした能力で、長老さんが権力持っているのとか、モロに結晶性知能の影響ですね。

結晶性知能は、流動性知能と比べて時間をかけて培う知能です。流動性知能は反射のように対応する知能なので、どっちかっていうと「反応」に近いかもしれません。

 

ピンときている人がいるかもしれませんね。

まさにはじめて教わったことをどんどん吸収していく人と、そうでない人の違い。それは流動性知能の違いなのです。

 

「じゃあ流動性知能を上げれば覚えられる人になれるってこと?」

そう思われるかもしれません。

 

しかし残念ながら流動性知能は20〜25歳を過ぎると成長させることができない知能です。脳細胞は加齢とともに死滅していきますからね。残念ながらその年齢を超えた人の流動性知能は落ちることはあっても、上がることはないと思ってください。

 

 

 

結晶性知能の可能性

流動性知能がダメなら、結局覚える速度あげることなんて無理なんじゃないの?

と思われるかもしれません。

 

しかし、諦めることなかれ。

本書で掲載しているのは「結晶性知能を使って早く覚える具体的な方法」です。

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結晶性知能とは、自分の中にすでにある知識や経験に対してはたらく知能です。つまり、一旦、結晶性知能の守備範囲まで落とし込んだ情報はすでにあなたのもの。アウトプットができる状態になっているわけです。

 

つまりこれが「覚えた」という状態。

 

流動性知能を使わずとも、結晶性知能の守備範囲内に落とし込めたことは、知識として使うことができるのです。

しかも、遅くても25歳から年々衰えていく流動性知能と違い、結晶性知能のピークは60代。これからどんどん成長させることができます。鍛えれば鍛えるほど輝く知能なのです。

 

 

結晶性知能を使って「覚える」方法

結晶性知能がすごいのはわかったし、活用するべきものだって納得はできたけど、結晶性知能の守備範囲まで情報を落とし込むのって大変じゃないの?それを早くやるってどうするの??

次にあなたが抱くのはそんな疑問でしょう。 

  

・・・が、いい加減書くのが疲れてきたので、ここからは本買ってくれ()。250円で読めるから。 

 

 

仕事が覚えられないと、自分に自信が持てないし、自分が無能だと思い込んでしまいます。エスカレートしてしまうと挑戦する気力どころか、自分にとって幸せな環境を考えることができず「どうせ自分なんて」「こんなに仕事ができない自分に行くとこなんて・・・」と負のスパイラルに陥ってしまいます。

仕事が覚えられないだけなのにね。

 

本書はそんな感じで自信をなくしていた管理人が、同じように悩む人に少しでも手を差し伸べられればと思い、出版した本です。

だから、最後に言います。

 

この本読む前に、自分を諦めるな!