雇わない、雇われない社会〜働き方を考える〜

 

最近「働き方」について考えるようになりました。

 

数年前からホットな話題なので「何を今更」って思われるかもしれません。でも、管理人にとって、まさしく旬な話題でした。なぜなら、会社辞めたい病を発症したから(笑)

 

詳細は下記に書いたので、詳細は省かせてもらいますが、ストレスで休職したんですよね。まあせいぜい2週間ほど復職したので、軽傷でしたが。

remy0421.hatenablog.com

 

しかし軽傷といっても、もう同じ轍は二度と踏みたくないです。まだメンタル戻ってないし。もはやトラウマの域ですよ本当に。。

 

そんな中で考えたのは「結局、自分が仕事に求めていたことってなんだろう」って話です。

管理人は新卒で印刷会社に就職しました。そこでは現場の仕事から、顧客対応の仕事やIllustratorとかPhotoshopを使うような仕事をしたり、生産管理に近い仕事をしたりと、いろんなことをやらせてもらいました。

 

作業ベースの仕事がほとんどでしたが、それでも楽しいと思うことはありました。今思えば、ですけどね。周りの人はみんないい人たちだったし、残業もなかったし。やりがいはそれほどなかったけど、苦しいほどのプレッシャーを感じてはこなかったと思います。

 

しかし、どの仕事をしていても不安がついて回りました。この経験の延長線上に、自分の欲しいスキルはあるのかって。数年後振り返った時に、何も持っていないことに気がついて、絶望するんじゃないかって。

 

後悔する気がして怖かったんです。いつか絶望する未来が来るかもしれないって思ったら、どんどん不安が広がりました。その不安を解消する方法が今の職場にはない。そう思ったのが転職のきっかけでした。

どうせやるなら、スキルの得られそうな職場に行こうってね。

 

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そしてたった半年で、ストレスが原因で休職ですね。驚くレベルの垂直降下っぷり。私はジェットコースターか。

こんな経験したものだから、思うわけですよ。「こんな苦しい想いしてまで、スキルなんていらない」って。

 

ここまで急降下してやっとわかったんですが、管理人は管理人はスキルそのものが欲しいわけではなかったようです。

 

将来、どう世の中が変わっても「私にはこれがある」って思えるようなものが欲しかったようです。会社が潰れて、路頭に迷う展開は嫌だったし、会社の言いなりになってストレスを回避できず、潰れていくのも嫌だった。

何があっても、最悪の状況に転がり落ちないための布石。自分が求めていたのはこっちだったんだって。そのうちの一つの手段がスキルなのであって、スキルを得るために自分が潰れるなど、あってはならなかったんですよね。

 

そこまで辿り着いて、また考えるわけです。

「自分は、どんな働き方ができれば満足するのかな」って。

 

前置きが長くなりましたが、今日はそうやってダラダラ考えた「働き方」の話です。

 

 

 

会社と人ー雇う関係と雇われる関係は変わっていく

Youtubeで落合とホリエモンがしていた対談を鵜呑みにすると、今のような形態の会社は潰れていくそうです。

 


ホリエモン&落合陽一「働き方」パート1

なんとなくなるほど・・・?

 

でも経営者が圧倒的に権力を持っていて、それに従業員が付き従うような時代は続かないんだろうな〜とは自分でも思っていたので、ちょっと納得です。

 

20年前と比較して、今は個人の稼ぐ力が大幅に上がっているのはみんな認知しているところ。会社に属するのではなく、個人で稼ぐことが可能になった時代です。ひと昔前にあった会社の構成員となることが前提の世の中とは違います。管理人の周りにも、フリーランスで活躍している人も少しずつ増えてきています。

 

さらにブラック企業を根絶する世論も大きくなってきました。 

昔ならまかり通ってきたパワハラ長時間労働が従業員に受け入れられなくなってきて、従業員を奴隷のように扱ってきた企業はその実態が明るみになり、肩身の狭い思いをするようになりました。SNSって強いね。。

 

契約している範囲内で人を雇わないといけない。それは当たり前の話です。だから、若手が積極的にこの風潮をおかしいと発信できる風潮を好ましいと思います。でもまだ足りないからもっと淘汰されろ。

 

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そうして今まで違法なことをして利益を上げてきた企業が市場から追いやられるようになります。それはそれでいいことなんですが、企業からすると、馬車馬のように思考停止して働いてくれる人がいなくなったことを「旨味なし」と捉えるところもあるんだろうなって。

 

雇えば雇うほど、お金はかかるし、文句も増えるし、気を遣うところは増えるし。でも生産性はそれほど変わらないし、と。今まで当たり前のことをやってこなかった企業ほど、人を雇うことを厭うでしょうね。

 

というわけで、これからの時代は「人を雇いたくない企業vs別に雇われなくてもやっていける人」の構図になると思っています。その中で生きていくことを考えると、企業に雇われていたいと思うか思わないかっていう選択の問題ではなくて、最悪個人プレーでもなんとかなるように立ち回っていく必要があるんだろうなって思います。

 

 

雇わないことを選ぶ企業

会社に属する一番のメリットは、安定性だと思います。確かにフリーランスになったら、毎月どこかが給料出してくれるわけではないし、仕事がない時期だって来るかもしれません。

 

給与制度はたくさん稼ぐ人からしたら、どれだけ稼いでも給与に反映されず、モチベーションが落ちる仕組みです。しかし、ダメダメ人間からしたら「会社に出勤するだけでお金がもらえる」っていう夢のような制度なんですよ。

 

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こう考えると、会社を辞めていける人は今の給与制度に不満を抱く生産性の高い人で、会社に残るのは、給与を保証してくれる制度を求める生産性の低い人って構図が出来上がります。

 

もちろん優秀でも会社に残る人は0にはならないでしょうけどね。適性とかスキルとかを抜いた話をしていますから。あくまで風潮はそうなっていくんだろうな〜って話。

 

あなたが経営者ならそれでも雇用しますか?

だったら、自分の会社専属でなくても、外部からスキルのある人に発注する方が生産性高くないですかね。

 

 

雇われないことを選択する人

あなたは子どもの頃、自分の親の年収って知ってましたか?

管理人は知らなかったです。今も知っているわけではなく、なんとなく察しているって状況ですね。でも、今の子ども達って親のは知らなくても、他人の年収とかを知識として知っているらしいですね。

 

Youtubeで発信されている稼ぐ系のコンテンツ。それが情報源です。

 

たまに思うわけです。この情報をもし小さい頃に知っていたなら、全然違う生き方をしていたんじゃないかって。だって、あんなに全力で遊んでいるだけのYoutuberが、こんなにしんどそうな顔して働いている自分の親よりももっと成果を出している。。

 

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これって単にコンテンツの発信だけではなく、労働の価値観までも変えている気がします。大袈裟かもしれません。けれど、いろんな働き方を見て、自分はどう生きていきたいのかを今の子ども達は、ずっと早くから自問自答するんじゃないかなって思うんです。

 

いいな〜なんて。自分も今ぐらいに生まれたかったな〜なんて。

 

もし、仮にこの時代の子どもだったら、管理人は会社員のレールには乗らないんじゃないかなって思います。将来の布石としていろんなことには手を出すと思うし、選択肢としては持っているんだろうな〜とは予想できるけど。でも、魅力的じゃないんですよね。

 

満員電車に乗っている人の顔見るとさ、やっぱりしんどそうじゃないですか。それで年収300万とかで、ゼーハー言っている人よりも、全力で遊んで1000万プレイヤーのYoutuber目指したいのは普通の感覚だと思うんですよ。

ブラック企業とかパワハラとか、ネガティブワードが飛び交う風潮が余計に拍車をかけているんだろうな、とは感じるけど。それでも事実だからねえ。。

 

管理人ならそんな風にして雇われたくないと思うし、今も正直、窮屈だと思うことが多いです。会社員として属していたら従わないといけない諸々のことがしんどくなってきた。そんなタイミングだからかもしれないけれど。。

 

 

これからの時代「会社」は変化する

 「雇う」メリットとデメリット。

「雇われる」メリットとデメリット。

 

それらの位置関係はいきなり変わったりはしないけど、それでも確実に動いています。

 

今までのように、従業員と経営者みたいな絶対的な関係はなくなり、従業員を持たない経営者とフリーランスとの取引も増えるんだろうなって思います。

 

「会社」っていう単語は残ると思うけど、その中の組織や仕組みなんかは大きく変わるんじゃないかな。

 

 

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