仕事に向き合う姿勢は千差万別。いろんな人がいろんな姿勢で仕事と向き合っていると思います。
ただ、その中でも「完璧主義」は仕事において悪癖です。
なぜなら辛いから。
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完璧を求めることは、成長の過程で仕方ないものかもしれません。
けれど「主義」にしてしまうと「こうでなければいけないんだ!」っていう自分への縛りが増えまくります。これって自分で自分の首を絞めるようなものなんですよね。
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今回のテーマは「完璧主義を捨てる」です。
完璧主義ってどういうこと?
「完璧主義を捨てる」とはどういうことなのでしょうか。
どういう状態になれば「完璧主義」を捨てられたといえるのでしょうか。
そもそも「完璧主義」とは、「完璧でなければならない!」という自分への戒めそのものです。
完璧以外を否定する気持ちそのものを指します。自分が完璧な仕事をしているか否かは関係ありません。
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「完璧主義を捨てる」ということは、「完璧でなければならない」という戒めから自分を解放してやることです。
つまり、誤字脱字だらけの書類を提出したからどう、というわけではなく、自分の内面がどう、という話なのです。
「完璧主義を捨てた」って何をもって言えるのか
じゃあ、内面がどういう状態になれば、完璧主義を捨てられたことになるのでしょうか。
それは「完璧でなければならない」という価値観から脱却できた状態です。完璧以外の状態も肯定できて、完璧じゃなくても「ありじゃん!」と思えるような一種の柔軟性を得られたときです。
これが「完璧主義を捨てる」ということ。目指すべき場所なのです。
完璧主義をやめる際に陥りがちな勘違い
完璧主義を辞めよう!そう思い立ったとき、一番やってはいけないことは「不完全な結果」だけ出してしまうことです。
先述のとおり、「完璧主義」とは「完璧でなければならない」という戒めのこと。
それは現状、完璧な仕事ができるか否かが焦点ではなく、不完全を否定しているか否かが論点です。つまり結果だけ不完全なものにしているだけでは不十分なのです。
「完璧主義やめたんで!」といって誤字脱字だらけの書類を提出しても、自分の内面が罪悪感にまみれているようじゃ意味はないってことですね。
変えなければいけないのは表層の態度や結果ではなく、内面を支える価値観です。
内側から変えていかないと、結局完璧主義に立ち返ってしまいます。
一時的に症状は和らぐことはあるでしょうけどね。完璧主義に依存してしまっている場合、そこから脱出するのは本当に難しいです。
安直に「完璧な仕事をやめればいいんでしょ」とは考えないようにしましょう。
まとめ
完璧主義って結構根が深いものなんですよね。
そして、当人からするとすごく手放すことに抵抗があることでもあります。
そういう価値観を勇気を持って手放すことができたら、いろんなものが見えるようになるのです。