入社一年目。最初のうちは気を張っていてガチガチですが、ある程度慣れてくると、できることも広がり、仕事が徐々に楽しくなってきます。
それと同時に出てくるのが、ミスです。
怖いもの知らずで仕事をしている新人ならば、ミスは避けては通れない道になります。
あなたはすでに仕事のミスを経験しましたか?
仕事でミスしたとき、どんな対応をしましたか?自分のせいだと謝ることに徹しませんでしたか?落ち込んだり、情けない思いをしませんでしたか?
それって本当に正しいことなのでしょうか?
今回のテーマは「仕事でミスをしたとき」です。
仕事のミスをしたとき、やってはいけないこと
仕事でミスをしたとします。その時に一番やってはいけないことって何だかわかりますか?
それは、嘘の報告をすることです。
本当は確認しなければいけないことだったのにも関わらず、それを怠った。そのためにミスが発生した。それを誤魔化し、怒られること怖さに「確認したけど、異常はなかった」と上司に嘘の報告したら、どうなるでしょう。
確認不足以外に原因があったならば、本当の原因を確認しないといけなくなります。原因を特定するために、検討違いのところに原因を探してしまうのです。そうなれば別の人が理不尽にも責任を追及される事態になりかねません。
まあ、100歩譲って自分が責任を取らなくてもいい、というメリットはありますが、逆の立場の人からしたら堪らないですよ。。そして、会社として何の得にもなっていないんですよね。。
嘘の報告は、誰かの害にはなるけれど、組織のためになりません。そのため、原因は正直に言ってしまいましょう。
自分のミスを「組織のミス」と考えよう
「作業中の確認ミスでした」と正直に話すことが一番。
しかし、ここで言いたいことは「ミスを自分のせいにする」ことではありません。
「私が悪い」と認めてしまうことで、周りに被害が及ぶことのないように怒られようね、と言いたいわけではないのです。
ミスした本人が謝ること。それが会社のためになっているかといえば、そうではありませんから。
自分が「ごめんなさい」したところで、次の新人が同じミスをしてしまうなら、解決していないのも同じこと。それは会社にとって、メリットはありません。
ミスした自分自身も、次からいつも以上に気をつけて作業しないといけなくなりますよね。しんどいだけですよ、双方にとって。
そんな負のスパイラル真っしぐらの方向に考えるのはやめましょう。そうではなくて、自分のミスをもっと俯瞰して「組織から出たミス」だと考えるようにしましょう。
ミスが出ない仕組み作りを行うことが貢献になる
「組織のミス」として考える。これは「起こったミスを、仕組みのせいにする」ことといえます。
つまり「このミスは私のミスではなく、この部署の仕組みがこうだったから起こったミスなんだ」と考えることです。ぶっちゃけてしまうと「こんな仕組みの中で仕事をさせている上司が悪い」って思ってしまうぐらいでいいです。
自分で罪を被ることは、会社のためになりません。
ならば「仕組みの中で起こった必然的なミス」として、そのミスを回避できる仕組みを提案する方が、組織のためになります。
「私のせいです、ごめんなさい」ということで丸く収めることはできるかもしれません。しかし、それでは、次の誰かのミスを防ぐことはできないのです。
このミスが二度と出ないようにはどうしたらいいか。
それを考え、新たな仕組みを作るための提案をしましょう。みんなが「頑張ってミスしないように気をつける」のではなく、「気をつけなくてもミスが出ない仕組み」を作ることで、あなたは初めて会社に貢献したと言えるのです。
まとめ
「仕組みのせい」「上司のせい」
これらの文言を見て、誠実さに欠けるとか、人のせいにするとかどうなのよ?と思ってしまう人もいるかもしれませんね。
しかし、起こったことを自分のせいにして完結している人は、組織全体の成長を考えていない人といえます。
会社に所属している限り、その会社を成長させることが、社員の役目でもあります。問題が起こったら、それをフィードバックして、活かすことが求められます。
自分だけの学びにしてしまうことが果たして、今後の会社のためなのでしょうか。