あなたの同僚や上司に「仕事ができる人」はいますか?
次から次へと舞い込んでくる仕事を、次々と捌き、成果にしていく。。解決の糸口が見えなくなった会議に風穴を開ける、場を動かす発言力や、無理難題を可能にしていく論理的思考力に感嘆したことはないでしょうか。
管理人は「仕事にやる気なんて必要ないっしょ、成果さえ出してたらそれでいいんだから」という考え方なので、情熱を出さずにガンガン成果を出す人に羨望の眼差しを向けてしまう人間なのです。目指すはゆるいけど、強い人。そんなスタンスでやってるもんだから、どうしたら成果を継続的に出せるのかは一番の関心ごとでもありました。
だから、そんな「ゆるいけどすごい人」が身近にいるなら、あなたはラッキーです。
その手腕を是非、自分のものとして取り入れてみてください。きっと彼らは、あなたの市場価値を高める見本になってくれるはずです。
・・・とはいえ、見ているだけでは、彼らと自分の違いなんて、気が付かないものですよね。きっと彼らが仕事ができる要因は、きっと見えないところにあるんだと思います。
今日は、管理人が仕事をする中で見つけた「仕事ができる人」の本当のすごさについてです。
成果を出すために必要なのは「問い」を考え尽くす力
結論から言いましょう。
仕事ができる人は「問い」を考え抜く力が凡人より秀でているのです。
もっとわかりやすく言うなら、「今、考えるべき課題はこれでいいのか」と、結論以前の課題を吟味できる人こそ、仕事ができる人なのです。
つまり、仕事ができるか、できないかは、出発地点である「考え始め」の差とも言えるわけですね。
・・・え?そんなの当たり前?みんな考えている?
果たして、本当にそうなのでしょうか。
あなたは、本当に「問い」に向き合っている、と言えるのでしょうか。
じゃあ、仕事ができる人がやっている「問いに向き合う」とは一体、何のことを指すのでしょうか。
「課題」を考える
一言で課題を考えている、と言っても、よくわからないですよね。
そんなの、すでにやってるよ!仕事ができるかできないかの違いはそこじゃないよ!と思ってしまうのも無理はないです。
じゃあ何を考慮したら「課題を考えている」と言えるのか、最低限考慮されているものをあげてみましょう。
- 「成果」
- 「人」
- 「時間」
人によってはもっとあるでしょうけど、代表的なのはこの3つです。
それぞれが何に当たるか順番に見ていきましょう。
「成果」を考える
まず一つ目、仕事をする上での「成果」を考えましょう。
今やっている仕事の成果は何かを明確にしておくのです。
これは多くの人がやっていることかもしれませんね。
どんな課題を解決するために、この仕事をしているのか。長期の仕事になればなるほど、一番大事なところがあやふやになるものです。目の前の問題に集中してしまって、本来、求めていた成果からかけ離れたところに辿り着いてしまうこともあるものです。
ルーティン的に行うミーティングなどでも「この仕事の最良の成果は何か」を常に自問自答するようにしましょう。
「人」を考える
次に「人」の軸を考えてみましょう。
人と言っても、ここで言う「人」は、仕事を報告する人。つまり上司のことを指します。顧客や世間など、需要する側を考慮するのはどちらかと言うと「成果」ですね。
「成果」の軸で出した課題を解決したとして、それを上司は望んでいるのか。
ここで考えるのは、自分が上から求められていることが出来ているかどうか、です。
自分が上司として、仕事を採点するなら、どうするか。上司の立場に立って、その課題を吟味してみましょう。
「時間」を考える
次は「時間」の軸で考えましょう。
これは、目先だけの成果を求めすぎていないかを判断する指標です。
その仕事の成果は、5年後、10年後を見据えていますか?
それとも、目先の課題をフォローするための仕事ですか?
もし、あなたの求められていることが、10年後の会社の未来を切り開くことだとして、その仕事の成果は、それに応えられているでしょうか。
もし違ったなら、それは会社から本当に求められている視点なのか、もう一度吟味する必要がありそうです。
まとめ
「成果」「人」「時間」
それぞれの軸について、何がどういうものなのかわかりましたか?
では、実際の業務でこれらを考慮した問いを考えるにはどうしたらいいか。今度は少し具体的なケースを考えてみましょう。
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