社会人1年目に意識することとは一体何でしょうか。
「ビジネスライクな考え方」?
「上司とのうまい付き合い」?
「仕事ができる人間になること」?
はたまたざっくりした「覚悟」?
周りにいる社会人に「入社一年目に意識することって何?」と質問したら、バラバラな返答があることでしょう。
でも、全部に対して「なんか小さいよなあ」って思ってしまうんですよね。
ということで、「入社一年目」に意識するべきことを自分がしっくりくるまで考えてみました。
- 社会人1年目で意識するべきこと
- レベル99の意識低い系を目指せ?!
- 「仕事をすっぽかすこと」を意識した結果、生まれた成果
- 仕事で大切なのは、意識でもやる気でもなく、行動と結果
- 「仕事と関わるスタンス」を決めておけ
社会人1年目で意識するべきこと
「自分のレベルアップを最大限に意識しましょう」。
一見意識高い言葉に聞こえますね。そんなの社畜一直線じゃないか、願い下げだと思われるかもしれません。
しかしここで説明する「自分のレベルアップ」とは、社畜レベルを上げることでもなく、所謂「意識高い系」を目指すものでもありません。
強いて言うなら、仕事と自分の関わり方を決めることです。
レベル99の意識低い系を目指せ?!
仕事に対して高い意識を持つことだけが、正解ではありません。
意識なんて低くていいんです。たかが仕事なんですから。
仕事に対して熱を注ぐべき価値があると判断した場合はともかく、そうではなかった場合。仕事に無理矢理「情熱」とか「やる気」を求めてしまうと、いつか潰れます。
人が情熱を注げるものなんて数知れています。趣味や恋人、友達に対しての情熱を削るぐらいなら仕事なんて適当でもいいんです。
意識は低いままでもいい。ならば「レベル99の意識低い系を目指せ」。
この記事で言いたいのはそういうことです。
「仕事をすっぽかすこと」を意識した結果、生まれた成果
私の職場で、一人レベル99の意識低い系の上司がいます。
とにかく車が好きで、仕事で得た収入はすべて車の関連の費用に消えるような有様です。仕事自体は「給料がもらえればそれでいいや」というスタンスで、部下や後輩に仕事をちぎっては投げ、ちぎっては投げを繰り返している有様。正直サボり癖もあります。
でもその上司は、それに文句を言われないような行動をしています。
それが部下の作業状況の管理業務です。
作業自体はさぼっていても、問題点を抽出することと、対策すること。強みとしている分析力をフル活用し、それらの活動に注力していました。
結果的にぼけっとしている時間があったとしても、成果として数値が出ていれば文句言われることはない。これが上司の主張です。
彼は、量の仕事をこなすことを諦め、部署全体の作業の質を上げることに決めたのです。
こう書くと単なる意識高い系のように聞こえるかもしれません。しかし、彼の根幹にあるのは「いかにして仕事をすっぽかすか」という思考なのです。
仕事で大切なのは、意識でもやる気でもなく、行動と結果
仕事が人生に充実をくれるのだ、という仕事信者の思考は間違っています。
ただ、だからといって仕事をさぼり、会社にしがみつき、誰かの頑張りで腹を満たせばいいという考え方も間違っています。
給料という対価をもらっている以上、なんらかの形でそれを雇い主に還元することが求められます。
ただ、それはやる気や情熱によってのみ実現できることではありません。大事なのは手段であり、行動であり、成果です。その根幹のやる気なんてどうだっていいです。
自分が意識すべきスタンスを自分なりに定め、それを実現できる手段を考えましょう。
ちなみに管理人のスタンスは「おもしろければやる。おもしろくないならやらない」です。
「仕事と関わるスタンス」を決めておけ
極論を言ってしまうと、人間は幸せになることを目的に生きています。
仕事なんかはその手段でしかないわけですよね。それを「仕事を頑張っておけば問題ない」と考え、社畜化してしまうことは、単なる思考の停止です。仕事信者に流されているだけです。
力を注ぐべきではない仕事に無理矢理注力して、潰れることなど、本来あってはいけないことなんですよ。
社会人1年目だからこそ考えて欲しいのは「どうやって仕事と関わっていくか」。
それを実際に働く中で決めてほしい。そして、それを意識として心に留めて欲しい。これが本当に必要なことですよ。無責任な意識高い系に騙されるな。