仕事でミスばかりしてしまう人へ〜失敗への正しい向き合い方とは〜

 

仕事の失敗って、短期間に重なりませんか?

 

どうも。一瞬の隙もない不注意野郎こと管理人です。失敗に失敗を重ね、ミスを頻発する問題児だと開き直ってから、もう数年になります。

 

仕事のミスって一回やったら、近い時期にあと2回はやってしまうんですよね。

1回目は、だたの不注意。

2回目は、めちゃくちゃ気をつけていたのにやってしまうミス。

3回目は、もう繰り返すもんかと気をつけ過ぎて、死角になった部分で起こるミス。みたいな形で。

 

もはや、トラウマですよね。気をつけても気をつけても足りない。逆に気をつけ過ぎて、いつもと違う確認方法をしてしまい、万全を期したのにミスしてしまった日には何も喉を通らない、、みたいなことも起こります。そうなると精神的に追い込まれ、またミスが出やすくなる。。そんな悪循環に陥ることになるでしょう。・・・身に覚えががが。

 

今日はそんな負のスパイラルに、完全に心を折られる前にしておくべきミスの正しい対策についてのお話です。どう対策しても、ミスがなくならない。そんな問題児のあなたは普段の自分を振り返りながら読んでいってください。

 

 

 

仕事のミスをなくす方法とは

さて。冒頭に「しょっちゅうミスする」と自己紹介した管理人ですが、ここ1年ぐらいはさほど大きなミスはしていません。

 

考えられる要因として、転職して仕事の種類がまるっきり変わったことがあります。

しかし、それ以外にやっている「ミス撲滅作戦」の成果も出ているのではないかと考えています。転職してからそろそろ1年が経ちますが、今の職場ではほぼミスしてないですね。

 

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・・・すごくないですか?

何やったか聞きたい?「ミス撲滅作戦」の中身、知りたくない??

・・・よし!!!!!そんなに言うなら、お教えしましょう!!!

 

それは「仕事のミスを分析すること」。

 

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・・・え、シンプルすぎる?がっかりした???

そんなこと言わず。物事の本質って大体シンプルですし。ちょっとしたコツを知っているか知らないか。それが大きな違いになるものです。

 

もう一度言います。仕事のミスは「分析すること」によって減らせます。

正確に言うと、仕事で起こしたミスと、自分の特性や状況を正しく分析して、対策することでミスは減らすことができるのです。

 

すごくシンプルな理屈です。実際使うのは、多くの職場で使用されている「なぜなぜ分析」の手法そのまま。これがちゃんと出来ていれば、ミスは自ずと減ってきます。

 

逆にいうと、正しくない分析と対策をした場合、その対策は、成果が出るどころか、逆効果になってしまうこともあります。

 

例えば、確認項目を見逃したことにより、ミスが起こったとしましょう。 

安直に考えるなら「ミスをしないように、この項目を指差し確認する」という対策を講じることがあります。でも、これってほとんどの人に意味がない対策なんですよ。

 

想像の通り、だんだんやらなくなるだけでなく、ミスした側の性格とか、そもそもミスした原因とかを無視した対策なんて、そのうち風化します。

誰しも、ミスをしたくてしているわけではありません。できることなら、ミスはなくしたいって思いますよね。思っていて講じた対策なのに、いつの間にかやらなくなってしまうのは、単なる怠けではなく、心のどこかで「必要じゃない」って思っているから。

 

人間は我々が思っている以上に合理的な生き物ですから、風化する段階で「ミスをなくすための対策として不適切」「他にやり方がある」ってことなんですよ。

 

人力による確認を行う段階で大事なことは、本当に効果のある対策を講じること。風化してしまうなんて論外です。

そして「本当に効果のある対策」を講じるために「正しい分析」が不可欠なのです。

 

 

仕事のミスの正しい対策とは

では「本当に効果のある対策」とは何でしょうか。また、何を持って「正しい分析をした」と言えるのでしょうか。

 

「ミスを分析して撲滅する」・・・言うがやすしだと思われるかもしれません。それでミスが減ったら誰も苦労していないわ!ってね。もしくは「ミスを分析するとか、もうやってるんだけど!!」とか思いますか?

 

それでミスが減っていないのなら、あなたの分析や対策は不十分なままになっているかもしれません。はっきり言うと、正しいなぜなぜ分析が出来ていないってことですね。

やり方が間違っているのではなく、考える軸が足りていないのです。

 

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なぜなぜ分析って

「確認項目の見落としが起こった」→なぜ?→「確認するべき項目を失念していた」→なぜ?→「手順を守らず作業を行うことが多く、確認する順番がバラバラになっていた」→なぜ?・・・

みたいに行動ベースの分析じゃないですか。

 

それでは十分な分析をするための情報が足りないんです。・・・何が足りていないかって?

それは状況の分析と、自己分析です。

 

そもそも人の行動って、その時々の状況があって、自分という人間があったその上に来るわけなんですよ。それが同じ状況でも、自分ではなく他の同僚だったら違う行動を取っていたかもしれないし、状況によってはその行動を取らなかったかもしれません。

 

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なのに、そこを加味せずに、行動だけを強制しようとしてしまう。・・・正直、浅いです。浅いから、時間が経つにつれて誰もやらなくなるんです。

 

なぜなぜ分析するべきは、3つです。

それは「状況(環境)」「人」「行動」

  • それはあなただけが起こすミスじゃないですか?
  • そのミスを起こしたあなたはどんな人ですか?
  • それは、普段は起こらないミスじゃないですか?
  • ヒヤリハットはどれぐらいありますか?
  • ミスが起こった当時の状況はどんな感じでしたか?

などなど。

「行動」だけでなく「状況」「人」に対する問いを出せるだけ出してみましょう。

 

それらを踏まえた上で、ようやく「本当に効果的な対策は何ですか?」という疑問が答えられる準備ができるのです。

どんな対策を講じてもミスが出てしまうのは、分析の甘さが原因です。臭いものに蓋をするように、安直な対策を講じても、効果が出ないのは当然なのです。 

 

remy0421.hatenablog.com

 

ミスをなくす分析を行うコツ

大事なことは「ミスと徹底して向き合うこと」。

 

それはしんどい作業です。あなたもミスしようと思って、ミスを出したわけではないでしょうし、自分の至らない部分を問い続け、考え抜くのは予想以上に苦しいです。

しかし、考えず出した対策は基本的に風化してしまいます。今、しんどかろうが本当に意味のある一歩を踏み出すために、これは必要な行程なのです。

 

最後に。この分析にコツは「自分を絶対に責めないこと」。

「なるほど、このミスは起こるべくして起こったんだな」と思うところまで分析ができれば成功なのです。