あなたは職場の人間関係はどんな感じですか?
周りと同じ行動をして、常に気を張って、目を配りまくって、なんとかいい環境を保つよう努力する。そんな毎日になっていないでしょうか。
そんなんじゃ、いつか疲れてしまって立つことすらできなくなってします。
今回は「職場の人間関係で悩んでいる人に覚えておいて欲しいこと」です。周りの人のことばかり考えてしまう、気遣い上手なあなたに知っておいて欲しい!職場の人間関係についての心得をまとめてみました。
- 仕事の人間関係の心得その1:無理矢理仲良くしなくていい
- 仕事の人間関係の心得その2:浮かないことなど不可能
- 仕事の人間関係の心得その3:いつでも辞めることができる
- 仕事の人間関係の心得その4:他人は変えられない
- まとめ
仕事の人間関係の心得その1:無理矢理仲良くしなくていい
職場の人間関係は大事にするべきです。
けれど「大事にする」とはどうすることなのかわかりますか?「大事にする」って何なのでしょう。もしかしたら意味を履き違えてはいませんか?職場でも仲良しこよしの友達のような関係を目指して邁進していませんか?
あなたの向おうとしているゴールは、かえってあなたを苦しめる結果を生むかもしれません。
職場における円滑な人間関係とは、上司に可愛がってもらいつつ、同僚とは友人のような関係を築き、後輩からは親しみを抱かれる。そんな馴れ合いの上に成り立つものではありません。
職場で築かなければいけないのは、仕事が円滑に進められる人間関係です。友達のような関係が「いい人間関係」ではありません。
無理矢理仲良くする必要はありません。仲良くできないことに絶望する必要もありません。滅茶苦茶仲の悪い人とだって、いい仕事をしようと思えばできますからね。
仕事さえ円滑に進められればそれで充分。大事なのは仲間意識ではなく、目的意識です。
仕事の人間関係の心得その2:浮かないことなど不可能
職場で浮くことをひどく怖がる人がいます。あなたはどうでしょう。
友達のようなコミュニティを築く会社内では、馴れ合わない人は当然浮きます。
淡々と業務をこなすだけの職場で、飲みニケーション好きな人は浮きます。
理系っぽい人が集う会社の中で、体育会系のノリで仕事する人は浮きます。
若い年齢層の会社で、年配の社員は浮きます。
男性ばかりの職場であれば、女性社員は浮きます。
「浮く」とは、特定の行為に対して生じる状態ではなく、その集団に属する少数派の人に対して起こりうる現象です。そういう意味では誰でも多少なりとも浮いています。完全に浮かない人などいません。
浮くことを怖がらないでください。誰かの言う「普通」になど当てはまる人はいないのだと知っておいてください。浮かないように、目立たないようにという努力は、あなたがあなたであることを阻害するものです。
浮かないことよりも、自分の本来持っている「色」を大事にしてください。無色透明になるある必要なんてありません。環境に合わせて変色することも、誰かの色に染まることも必要もありません。自分の色のままでも、あなたはやっていけるはずです。
仕事の人間関係の心得その3:いつでも辞めることができる
今の職場の人間関係は、退職すればゼロになります。自分で終わらせようと思えば、人間関係を断つことができます。辞めるという選択肢をあなたは常に持っています。
そのカードを切ったら、無職になってしまいます。無職になったら収入を失います。生活にも困ります。その性質上、惜しみなくばんばん切れるカードではなく、あくまで切り札です。
それでも、これは、あなたに与えられた権利なのです。
追い込まれてボロボロになる前に、その選択肢があることを知っておいてください。今あなたを苦しめる人間関係は、あなたの行動によって切ることができるのです。無理なんかすることないのだとわかっておいてください。
仕事の人間関係の心得その4:他人は変えられない
他人を変えることは難しいです。
今の職場でどうしても相容れない人がいたとしても、受け入れましょう。その人を変化させることで自分の不満を軽減しようとする取り組みは効果をなさないと思っておいた方がいいです。
人に不満があるときに取るべき行動は二つです。
- 自分の価値観・感じ方を変えること。
- 相手と自分の距離を変えること。
他人を変えることはできません。いやな部分を治してもらうことはできないどころか、指摘しようものなら10倍になって跳ね返ってきます。
他人とは折り合いをつけて付き合うことをおすすめします。あの人はそういう人だし、しゃーない。と割り切ってしまう方が楽なのです。馬鹿も、傲慢も、八方美人も、ヒステリーも、死ぬまで治らないです。そういうものです。
他人なんて、わけのわからないものに期待なんかするべきじゃないです。
まとめ
ちょっとでも職場の環境をいいものにしようと暗躍しているあなた。
今仕事は楽しいですか?
楽しければ大いに結構。これからも仕事を楽しんでください。
けれど、もしそうではないのなら、今の自分の状態を第三者の目線で思い起こしてください。
あなたが身を粉にして守っている環境は、本当にあなたを幸せにしてくれるものですか?あなたが心を削る価値は、その環境にあるのでしょうか?
時間をかけてでも、この問いにちゃんと向き合わなければいけません。