自分でもこんなこと言うのは恥ずかしいのだけれども、たまに職場で疎外感を感じてモヤモヤしてしまうことがあります。
普段のスタンスが、別に嫌われることも怖くないって太刀なこともあり、情緒不安定かよって自分でも思っています。
嫌われることを恐れていないのは、キャラではなく本心で「どーでもいい奴らからの評価なんて何で気にしなくちゃいけないの??」と心の底から思っているからです。強がりではない、と思います。
だからこそ、時たま吹いてくる隙間風のような寂念が自分でもちょっとわからない。。
せっかくなので分析してみることにします。
- 仕事で疎外感を感じた出来事
- 「なんでハブられた?」会議前のミーティングに呼ばれなかった話
- 自分の知らないところでいろんなことが決まっていく。それが寂しかった
- 疎外感の根っこは承認欲求だと気付いた
- 他人からの承認が欲しくて、自分の意志を見失いかけていた
- 承認欲求に振り回されず、自分の人生を見据えよう
仕事で疎外感を感じた出来事
何に疎外感を感じたかと言うと、先日職場であった出来事が原因です。
月に一回、管理人のいる部署が主催する会議が開催されます。会社の経営層と呼ばれる人が出席し、決済を取る大事な会議です。普段の業務にプラスして、その会議の資料作成などを進めていかなければならず、自分を含めて3人しかいないメンバー全員がバタバタしていた時期でした。
チームメンバーの3人っていうのも、このチームに来てから日が浅く、あんまりうまく仕事が回せていない状態だったんです。各部署への細かい根回しだったり、判断の基準だったり、前任のベテランメンバーが経験でフォローしていた部分がちょっとずつ不足していたような状態だったんですよね。。
そのため、異動して別チーム(隣のチームなだけで、部署は一緒)にいる前任のベテランおにーさんに「この時の判断はこれであってる?」とか「ここの数字の出し方はこんな感じで正解??」とか、聞きながら何とか仕事を進めていたような状態でした。
管理人は以前このチームに数ヶ月所属していて、それから畑違いの部署に異動し、今月に数ヶ月ぶりに戻ってきた感じでした。しかし、以前所属していた時もベテランおにーさんの仕事にがっつり関わっていたわけではなく、正直わからないことがほとんどな感じだったんですよね。。
それでも自分のわかる範囲はチームのメンバーに「多分、これはこういう対応であってると思うから進めますね」と宣言して仕事をこなしたりしていました。もちろん、情報共有は完璧にして。
おかげでチームメンバーの2人とは関係は結構良好。加入は一番最近だったけれど、結構頼ってもらっていたと思います。
わからないなりに、1日に何度か膝を突き合わせ、
「この問題はこう対応するのであってるかな」
「あってると思います。ただ、この部署の◯◯さんに根回ししとかないと後々こんな問題が起きるリスクもあるんじゃないかな・・・」
「じゃあ、僕が◯◯さんに根回しと共有しとくから、取引先への連絡と最悪の納期遅れのケアをよろしく。もし問題が出てくるとしたら、この数字がこうなってきているはずだから、来週また進捗共有するね」
「他部署と取引先の返答について共有さえしてくれれば問題ないかな。それで進めましょう」
「あいあいさー」
みたいなやり取りをしながら。どうしても判断つかない時にはベテランおにーさんに聞くという形を取りながら仕事を進めてました。
結構楽しかったと思います。仕事が多岐に及ぶこともあり、全部を共有できていたわけではないけれど、程よくチームプレイが出来ていて、いい感じだったんじゃないかな。
というかそれまでいた部署が最悪すぎて、精神がイかれて休職したりしたので、余計に今の部署に居心地の良さを感じていました。※詳細は下記記事※
ずっといる職場だとは思っていませんでした。けれど、とりあえずいるには不足はない。そんな風に今の環境を評価していました。
「なんでハブられた?」会議前のミーティングに呼ばれなかった話
そんなメンバーで進めていた会議の準備。何となく決まっていた分担でそれぞれが資料の作成を進めていました。しかし、それを見ていたベテランおにーさんは悠長だと思っていたっぽいんですよね。それぐらい共有、相談しなくても各々が責任持って決めんかい!ってね。
管理人がやっていた仕事は、ベテランおにーさんの担当していた時代にはない新しい仕事だったので、特に口出しされることはなかったですが、直接引き継いだメンバーには色々思うところがあったみたいです。
しかし、それをやるにも経験不足は否めない。ベテランおにーさんも自分の仕事を抱えながら、相談を受け続けるような状態に嫌気がさしてきたんだと思います。
というわけで、ベテランおにーさん。管理人以外の2人のメンバーを半日招集し、資料作成にがっつり取り組んだみたいです。
みたいです、ってふわっとした表現をした理由は、正直よく知らないから。その集まりに、管理人は呼ばれませんでした。
確かに、ここ数日の管理人はめっちゃ忙しかったです。
このチーム以外にも掛け持ちしている部署があるし、それ以外にも他部署からの問い合わせや、依頼事項、別の報告案件を抱えていたこともあり、ベテランおにーさんも気を遣ってくれたのかもしれません。
けど、管理人の体感としては「何で???」の一言でした。
大事な会議で決済を取る大事な内容なんですよ。それを出す過程を全く知らずに会議に出ろ、と??まじで????
後から会議資料の共有はあると思ってます(これを書いている今はまだ、共有を受けていないので正確には「共有があると信じている」ですね)。今まで一緒に考えつつ、確実にやってきたのに、ここに来て「俺らで考えておくから」って言われた時、正直イラっと来ました。
別に「私がいないと決められないでしょ!!」と思っていたわけではありません。私がくる前からなんだかんだで2人でもやっていけていたんだから最悪いなくなってもなんとかなるでしょ、ぐらいにも思っています。だからこそ、他部署との兼任なんてやっているわけだし。
チームのリーダーが気を遣って「僕らあっちにいるんで。なんかあったら言ってね」って言ってくれなかったら、何の話をしているのかすら知らないままだったわけです。管理人一人をデスクに残して、ミーティングスペースに言ってしまった3人の会話は、距離的に聞こえるわけもなく。その日は最後まで話し込んだままの3人を残して退勤してきました。
その時はモヤモヤした気持ちが溜まっていただけだったのですが、タイミング悪く土日を挟んだせいでモヤモヤが「おかしくね???」に変わってきました。
自分の知らないところでいろんなことが決まっていく。それが寂しかった
一言でいってしまうと、寂しかったのだと思います。
確かに私は、そのチームになければならない存在ではありませんでしたが、チームを円滑に回すための機能を担う存在として不足はなかったと思っています。
自分で言うのもなんですが、仕事が壊滅的にできないわけではなく、そのチームにきてからは特に問題も起こしていたわけではありませんでした。この認識がただの自意識だったらアイタタタですが、そうではないならハブられる覚えが正直なかったんですよね。。
会議に出る以上、チームとして提示する数字の根拠は知っていないといけないと思っています。それが結論だけ共有されただけで、その会議の場で戦力になるとは思えず。事実上の戦力外なんじゃね?と感じてしまいました。
めちゃくちゃ平たく言えば、除け者にされて拗ねているんです。
そして、そんな中で気付いた事があります。
疎外感の根っこは承認欲求だと気付いた
いろんな理由をつけて、一通りの出来事を説明してみましたが、職場で感じる疎外感って、要は承認欲求なんですね。
確かに「嫌われてもいい」と思っていました。でも、その主語は「自分にとって取るに足らないどうでもいい人」です。だから「どうでもよくない人」に対しては、必要ないと言わんばかりの行動を取られると、結構辛い。
前の部署では、うまくいかない事ばかりで潰れてしまったこともあり、今回はうまくやろうといつも以上に組織を円滑に回すことに労力を割いてきたのです。まだまだ実力が伴っていない部署なので、地盤を固めるための提案や行動を中心にやってきました。
私を必要として!なんて叫んだところで何も変わらないから、今の行動の延長線上に必要としてもらえる未来が来たらいいな〜ぐらいの気持ちでいたわけです。
それを否定されたような気持ちになりました。
会議で重役に何か突っ込まれた時、何もフォローできないってことは、最初から私のフォローを期待してないってことなのでしょう。何それさみしい。何それ辛い。
そんな風に感じてモヤモヤしてしまっていたんですよね。。
疎外感は誰かに承認してもらいたいって欲求の裏返しです。
もっと言うとそれは、他人を使って「自分という存在を肯定してもらおう」とすることです。それを自覚した瞬間、めちゃくちゃ恥ずかしくなりました。
他人からの承認が欲しくて、自分の意志を見失いかけていた
ちらっと書いた通り、管理人は今の部署に数ヶ月いたのち、Web系の部署に半年以上前に異動しました。自分で言うのもなんですが、相当期待されていたんですよね。社長直々に異動の話を持ってきてくれたし、その後も指名での仕事をいくつかもらっていたし。
でもそこでうまくいかず、仕事をやりきるどころか、心が根をあげて、周囲にタオルを投げられるように退いた形になりました。
それで今の部署に出戻っていたわけですが、その過程でたくさんの人の期待を裏切ったことを感じていました。いろんな人の力を借りて仕事をしてきたし、フォローもしてもらったわけだし。
たくさんの人の力と時間を使ってやり切ろうとしていた仕事。結果的にそれを投げ出してしまったんです。
周囲には悟らせまいとしながらも、その事実が、自分の思っている以上にキてたんでしょうね。そんな傷を癒すための拠り所を、無意識に今のチームに求めていたんだと思います。
これだけ貢献したよ。認めて。
ここまで仕事を進めておいたよ。褒めて。
・・・反吐が出ます、自分の行動なのに。
だってメンバー2人も、ベテランおにーさんも自分たちの部署の機能を全うするために働いている。自分のやるべきことをちゃんと見据えた上で、会社の動きを考えて仕事に落とし込んでいる。
その中で私は、他人からの承認を求めて、会社ではなく、メンバーを見ながら仕事をしてたってことです。弱った心を手っ取り早く修正する為に、他人の良心を使おうとしたんです。
これはヤバイ。顔から火が出るレベルでヤバイ。
だって、この感情の先にあるものは、弱った心の修正かもしれないけれど、徹底的な依存心だと思うから。
承認欲求に振り回されず、自分の人生を見据えよう
承認欲求は心理学者マズローが提唱した、人間の根本にある五大欲求の一つです。
他人に自分の存在を承認してもらうことで、自己肯定する。それが人間の本能レベルで欲していることだそうです。
確かに、人から認められると嬉しい。逆に否定されると悲しい。
それは人の本能として正しい感覚だと思います。
しかし、これが行動を決めるまで強くなってしまうと自分の人生を生きられなくなってしまうと思うんです。他人に認められる為、誰かに肯定してしまう為、自分の意志を殺す。そんな風になってしまう危険性を孕んでいるものです。
まあ、ここまで垂直な状況の悪化はないと思いますが。
それでも見据えるものを誤まってしまいました。その結果、他人への期待が生まれて、勝手に裏切られて、勝手にモヤモヤして、勝手に落ち込んでいました。
他人への期待の押し付けに気が付かず、自分で勝手に「戦力外通告じゃね?」なんて疑って、拗ねていたんです。ちょっと視点をズラすとひたすらに滑稽な自分が見えました。
職場での疎外感は、他人への恨み辛みではなく、自分の人生の歩き方を見直すためのものかもしれません。他人からの承認を欲する気持ちが、何かを期待する下心が、そんな不安的さを生んでいる可能性もあります。
この記事は戒めとして書きました。
もしあなたが、職場で疎外感を感じているのであれば、他人へ不必要に期待を抱いているのではないでしょうか。その疎外感は、自分の実現したいことを見据えた上での感情ですか?
もし、何かしら引っかかるところがあるならば、一旦自分の進むべき方向は、本当にこの方向であっているのかを考えてみてもいいかもしれません。