入社一年目。
仕事どんどん覚えて、早く一人前になろう!!と意気込んでいる人も多いのではないでしょうか。しかし、蓋を開けてみるとミスの嵐。
最初の意気込みはどこへやら。「この仕事向いていない、辞めたい」そう思わせてしまう効果が「ミス」にはあるんですよね。流石に落ち込んでしまうのもわかります。
でも「向いていない」と結論を出し、自信を失う前にあなたに伺いましょう。
「それって本当にあなたが悪いのか、考えたことありますか?」
新人のミスはなぜ起こるのか
仕事のミスはなぜ起こるのでしょう。
確認不足、入力ミスなどのヒューマンエラーや、システムのトラブル、連絡漏れなど様々な原因があります。職種によって、どの分類のミスが多いかという傾向はあるかもしれませんね。
しかしこれが新人のミスであれば、教える側の教育の不備という可能性も大いにあり得ます。
というか新人のミスなんかだいたい指導不足によって起こるものです。
ミスはあなたのせいではありません
仕事を教わる上で、どんな風に教わったのかを思い出してみましょう。
先輩社員や上司は、ちゃんと教育してくれていたでしょうか。本当に理解するまで指導してくれたでしょうか。
忙しい中、時間を縫うような感じになっていませんでしたか?
あなたが質問し辛い雰囲気を醸し出してはいませんでしたか?
「自分で考えて」とか「状況による」とか「人による」を多用していませんでしたか?
「見て学べ」と放置されていませんでしたか?
情報がやたら小出しではありませんでしたか?
本当に理解させることを目的とした教育だったのでしょうか?
それらの傾向が見受けられた場合、あなたのミスは、あなたの教育をした人のせいです。あなたのせいではありません。
自分のせいにしている間は何も変わらない
仕事でミスばかりするのは、あなたのせいではありません。と言い切ることはできません。私はあなたの仕事ぶりはわかりませんから。
しかし入ったばかりの新人のミスは、教育している人の力量や仕組みに大きく左右されると知っておいてください。
要は自信を失う必要なんてこれっぽっちもありません。
それよりも大事なことがあります。
仕事を教える立場になったら、同じような気持ちを後輩や部下に味わわせることのないように尽くしましょう。
見て学べ、と言われたせいでミスが出ているのか。
教育の順番がわかりにくいからミスが出ているのか。
わからないことを聞きにくい空気だからミスが出ているのか。
原因によって対策も変わってきます。今のうちに「なんでミスが出たのだろう」ということを突き詰めて考えておきましょう。
ミスを自分のせいにしている間は、誰も救えませんよ。
自分のせいにして問題の本質から逃げるのをやめましょう。きっと新たに見えるものがあるはずです。